2019.12.29
「『誰のための哲学か』を読む」開催のお知らせ
テーマ:『誰のための哲学か』を読む
日時:2020年2月7日(金)19:00- 21:00
場所:東京都中央区 明石町区民館 5号室
参加費:無料(会員のみ)
今回は、1972年にウェストポイント米国陸軍士官学校の卒業生に向けて行われたアイン・ランドの講演『誰のための哲学か』(Philosophy: Who Needs It.)を読みます。
圧倒的な日常に追われる私たちは、抽象的に考える習慣を失いがちです。
多くは、そもそも抽象的、哲学的に考える訓練をうけていないかもしれません。
ですが、ランドにとって哲学は、哲学者だけのものではありませんでした。
戦地で何より実用的であることを強いられる士官候補生に対して、ランドはこう言います。
「個別具体的な現実の問題に対処し、地に足をつけて生きていくために哲学がある」と。
講演のなかでランドは、多くの哲学思想が日常的に、無意識にわたしたちのことばや考え方を支配していることを、著名な哲学者を引用しつつ指摘します。
誰が、何のために哲学を学ぶのか。
はやりの思想をランダムに、無意識に取り込みながら生きるのか。
または理性によって、自分自身の価値観と規範を統合していくことができるのか。
だとしても、そんな面倒で退屈なことに時間を使う価値があるのか。
この講演を読みながら、当時の時代背景や米軍でのランドの影響を振り返り、いま、ここ、日本で哲学を学び、アイン・ランドを読む意味を語りましょう。
講演は、参加前に一読ください。
ARCJでは、毎月1回程度の定例会を開催しています。
正会員、賛助会員はどなたでも参加できます。
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https://aynrandjapan.org/about/