2020.07.12
ARCJ定例ミーティング(第6回)のお知らせ
テーマ:How Black Lives Matter – Ayn Rand on Racism –
日時:2020年8月22日(土)18:00- 20:30
場所:中央区区民館、およびzoom
参加費:無料(会員のみ)
今回は、アイン・ランドの『Virtue of Selfishness』第17章より “Racism”を読みます。
Black Lives Matter運動が大きなうねりとなり、米国で再び人種差別問題、すなわちレイシズムが語られていますが、ランドのこの論文は半世紀前、キング牧師のワシントン大行進が行われた1963年に書かれたものです。
アイン・ランドはレイシズムをどのように認識していたのでしょうか?
ランドによればレイシズムは、個人の価値が祖先や肉体的要因によって決定されるという考え方であり、最も卑劣な集団主義の一形態です。
ではレイシズムは、米国固有の問題であり、外の私たちには他人事なのでしょうか?
じつは、レイシズムは社会の弱者の劣等感に根ざしており、しばしば国家主義者に利用されてきたと、ランドは指摘します。ナチスドイツでの大量虐殺とソビエトロシアの少数派の迫害もその例です。
だとすればレイシズムは、グローバル化の様々な変化に直面する私たち全てにとって切実な問題と考えることもできます。
レイシズム、あるいはそれに類する差別問題に憤る私たちには、日々の行動においてどのような責任と選択肢があるのでしょうか?
人種(または国籍・出生・等々)に変えて指標とすべきただ一つの人間の特性とは何でしょう?
アイン・ランドがいうレイシズムの「解毒剤」とは…?
参加者は、メンバーの佐々木一郎さんによる“Racism”の日本語訳をお送りしますので、事前に 一読ください。
ARCJでは、毎月1回程度の定例会を開催しています。
正会員、賛助会員はどなたでも参加できます。
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