2022.06.04
「資本主義 知られざる理想②」開催のお知らせ
・テーマ:『Capitalism The unknown ideal』の読書会
・日時:2022年6月18日(土)18:00- 20:00
・場所:LARKにて開催
・参加費:無料(会員のみ), 非会員は別途相談
今回はアイン・ランドの『Capitalism The unknown ideal』の翻訳企画に伴い、第1章から読み、アイン・ランドの思想を理解することを目標に、読書会とディスカッションを行います。
同書はボリュームがあるため、今年度中に複数回に分けて実施します。
『Capitalism The unknown ideal(資本主義 知られざる理想)』(1966)は、誰もがその効能を認めているにもかかわらず、道徳的な非難の対象となりがちな「資本主義」を人類史上最高の道徳的システムとして全面的に擁護する資本主義の哲学についてのエッセイ集です。
ランドが理想としているのは、自由放任(レッセフェール)資本主義であり、現在の資本主義ではありません。現在の資本主義は、資本主義と国家統制主義(政府による規制や福祉国家化)、自由と統制の「混合経済」だからです。
ランドは、資本主義が今日のように非難されているのは、資本主義には哲学的な基盤がなかったためと説きます。資本主義の(自称)擁護者が、資本主義を道徳的に擁護するのではなく、利他主義者への妥協や弁解によって資本主義を擁護している事を強く非難しています。
ランドは、本書の中で歴史上唯一、個人の権利を擁護する哲学に根差したシステムである資本主義を思想的に確立しようとしています。
講師:内藤明宏 (ARCJメンバー)
参加者は、事前に下記をご一読ください。
『Capitalism The unknown ideal』の訳文PDF。
ー第一章、第二章のみ。
ARCJでは、毎月1回程度の定例会を開催しています。
会員はどなたでも参加できます。
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