・テーマ：　台湾海峡の安全保障　ー 防衛白書による基本理解と超限戦 ー
・日時：2021年11月13日（土）18:00- 20:00
・講師：内藤明宏
・場所：オンライン（Lark）
・参加費：会員　無料　一般　1,000円

今回は中国、台湾両国を隔てる台湾海峡の安全保障を日本の問題として理解するとともに、従来型の戦争とは全く異なる現代戦争の理解を超効率的にキャッチアップすることを目標に、インプットとディスカッションを行います。

中国は過去30年間に渡って不透明な軍拡を継続しており、近年では第一列島線と呼ばれるラインを超えて太平洋への進出を積極的に図り、南シナ海の岩礁を埋め立て軍事基地を建設し、尖閣諸島近くの海域で恒常的に活動し、台湾への武力威嚇を繰り返すなど周辺地域の不安定化を招いています。

米中対立と台湾海峡の安全保障問題が直近でクローズアップされていますが、台湾海峡の安全保障問題を十分に理解している人はごく少数で、日本の安全保障に直結する問題であることも理解されていません。

今回は日本の安全保障問題を最もよくまとめている資料である『防衛白書』の要点をつかむことで、日本が置かれている中国関連の安全保障問題を理解するとともに、従来の戦争観を覆す中国の戦争観といわれる『超限戦』を通して、戦争の意味が大きく拡張されていることを認識します。

加えて、台湾の国防力の現状や蔡英文政権が力を入れる防衛力強化の見通しについても概観します。

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