2016 Ayn Rand Center Japan
人類にとって幸いなことに、史上で唯一初めて、お金の国が出現した――はじめて人間の精神とお金は解放され、征服による財産がなくなって仕事による財産だけになり、剣客と奴隷の代わりに正真正銘の富の製造者であり、最高の労働者であり、もっとも高邁な種類の人間――独立独行の男(セルフメイド・マン)――アメリカの実業家が出現した
― アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』 第二部「二者択一」第二章「コネの貴族」より ―
ピーター・ティール、スティーブ・ジョブズら、シリコンバレーの異端児たちを鼓舞し続けてきた思想小説家、アイン・ランド。世界を変えるイノベーションを生み出した西海岸の若き起業家やアメリカのビジネスマンが心酔するアイン・ランドとは誰なのか?
革新的な商品やサービス、ビジネスのかたちを発想し、創造し続けるための道徳的前提とは? 半世紀にわたりアメリカで読みつがれ、いま中国や東欧でランドの作品が熱狂的に受け入れられている背景は?
金融の専門家、コラムニスト、舌鋒鋭い保守の論客としてアイン・ランドの思想を伝えるヤロン・ブルック氏の初来日講演。
格差は問題なのか? 経済成長と貧困問題への取り組みとして有効なのは格差の是正か、さらなる自由か? ピケティのブームから1年。『21世紀の資本』への反論として、『平等は不公平』を今春刊行予定のブルック氏に、日本人としていち早くオブジェクティビズム(客観主義)思想を学んで実践してきた田村洋一氏を迎え、徹底討論。
開催日 | 2016年1月19日(火) | ||
会場 | 六本木ヒルズ森タワー49階「アカデミーヒルズ」 オーディトリアム | ||
時間 |
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定員 | 150名 (定員に達し次第締め切ります) | ||
参加費 |
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主催 | 日本アイン・ランド協会 アトランティス合同会社 | ||
後援 | 米国アイン・ランド協会(Ayn Rand Institute) |
講演者 ヤロン・ブルック Yaron Brook |
米国アイン・ランド協会 エグゼクティブ・ディレクター。「フォーブス」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「USAトゥデイ」等多くの有力メディアに寄稿。ラジオ・テレビ番組 にもコメンテーターとして頻繁に出演するほか、米国を中心に世界中で講演を行う。金融危機の原因、資本主義の道徳性、政府の膨張の抑止など幅広いテーマの 時事問題を、アイン・ランドの思想である「オブジェクティビズム」に基いて論じている。近著に『自由市場革命』(Free Market Revolution: How Ayn Rand's Ideas Can End Big Government)。2016年3月には『平等は不公平:格差との不毛な闘い』(Equal Is Unfair: America's Misguided Fight Against Income Inequality)を刊行予定。ファイナンス博士(1994年、テキサス大学オースティン校)、MBA(1989年、同) | |
モデレーター 田村 洋一 Yoichi Tamura |
日本の教育家・実業家。2002年よりメタノイア・リミテッド代表取締役。企業人教育、人材育成、組織開発のためのエグゼクティブコーチング、マネジメントトレーニング、ファシリテーションなどの活動を行う経営コンサルタント。2008年よりシステム思考応用研究会(STARクラブ)、合理的意思決定力とコミュニケーションのためのディベート道場などを主催する。1986年にアイン・ランドの思想に触れ、以来オブジェクティビズムの学徒となる。上智大学外国語学部卒業、バージニア大学ビジネススクール経営学修士。 | |
司会 脇坂 あゆみ Ayumi Wakizaka |
『肩をすくめるアトラス』『われら生きるもの』訳者 |
ご不明な点がございましたら、講演会事務局 info@aynrandjapan.org までお問い合わせください。
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